【完】365日、君をずっと想うから。
─── というわけで。
私は今、マンションの蓮の住んでいる部屋の前に立っている。
「はぁ、はぁ……っ」
走ってきたせいで、息は切れ切れ。
蓮はもう帰っていたらしく、ひかるちゃんにこのマンションを教えてもらった。
勢いに任せてきちゃったというものの、自分からこんなふうに行動したのは初めて。
それくらい、蓮に会いたくて。
だって、伝えたいことが多すぎるの。
私はいつも、もらうばっかりで、蓮になにも返せていないから……。
ほとんどなんの躊躇いもないまま、私はチャイムを押した。