【完】365日、君をずっと想うから。
と、次の瞬間。
泣いている私の身体を蓮が抱き寄せた。
「れ、ん……」
温かくて、力強い蓮に包まれ、また涙が滲む。
しゃくりを上げる私の頭に、蓮の手が添えられた。
「花」
耳許で奏でられる、私の名前。
「お前が好きだ、花」
「蓮……」
「元いた世界から今までずっと、片想いだって思ってたのに」
「ぐすっ……」
「ばか、花」
蓮の声が掠れていた。
うそ……。
蓮も想っていてくれたなんて。
心が震えて、身体中が熱くなる。