太陽を追いかけて
そんな私の気持ちに気付いて察したのか、それともたまたまだったのか。
おばあちゃんが私の頭に優しく手を添える。
そしてその手を動かして、私の頭をよしよしとなで始めた。
『ちょっ、おばあちゃん……?』
その様子を隣で見ていたお母さんが、クスリと笑う。
きっと、子供だなあって思ってるんだと思う。
間違ってはないけどさ……。
『ねぇ、おばあちゃん。私、もう中学生だよ……?』
恥ずかしくてぶっきらぼうにそう言うと、おばあちゃんは目を丸くして、また笑った。
『なーに。ついこの間までランドセル背負いよったくせにねぇ。ばあちゃんからすれば、愛莉はまだちぃーさいちぃーさい子供やね』
……なんだよ。
確かにお母さんやおばあちゃんからすれば私は子供かもしれないけどさ、私からすれば、小学生と中学生ってだいぶ違うように思えるんだよ。
私はぷくっと頬を膨らませると、いじけたように爪をいじり始める。
……だけど。
『ほら、そんなところを見ると、愛莉はまだまだ子供だわね』
って言うお母さんの声がしたから、私は無言で爪をいじっていた手を止めた。