いいじゃん、俺の彼女になれば。
ミルク?



それから……怖がりさん?



はてなマークを浮かべながら、とりあえず言われた通り黙ってみる。



というか、ここに着いてからしゃべってるのは、ゆるふわ王子だけだと思うけど?



ひとまず、そんなツッコミは置いて、同じようにしゃがんでみた。



すると……。



――ニャーオ。



赤くて可愛い首輪をつけた真っ白いネコが、ゆっくりと姿を現した。
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