いいじゃん、俺の彼女になれば。
でも、そんなこと……。



素直に言えるはずがない。



だから……。



「こ、これはっ……。
そう、さ、寒いからっ」



と、すばやくいいわけをした。



「…………」



「ほら、放課後に。
こんな風に紅葉のライトアップとか。
寒くて、頬が真っ赤になって当然じゃない?」



あたしは、そう言いながら、両手を頬にピタッとあてた。
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