いいじゃん、俺の彼女になれば。
わーわー思いつくまましゃべって。



気がつくと、ハーハー肩で息をしていた。



頭の芯が……しびれたみたいに、ボーッとする。



心の中にあったものが全部なくなって、考えがうまくまとまらない。



焦点の合わない目で、ボーっと南くんを見つめると……。



南くんは、あたしの頭をぽふぽふっと撫でてこう言った。



「ふーん。
美少女も、けっこう大変なんだね~」



それは、信じられないくらい平和で、間の抜けたほんわか声。
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