仮氏
それでも待ってしまう私もいて。バカだなぁって思いながら空を見上げた。
「どうせ口だけって思ってたんでしょ?」
10分もしないで彼が目の前に現れた。
まさかこんなに早く来るなんて思っていなかったから驚いた。
「…お疲れさま、莉音。頑張ったね」
それだけ言って彼は本当にハグをした。
冷え切った心がちょっとずつあったかくなる。
「誰かに見られたらどうするの?」
「莉音はいつもそればっか。別に誰に見られたって構わないんだけど」
「なんでここにいるって分かったのよ」
「そこのパチ屋の音」
「何してたの、なんでこんなに早く来るの?」
「ちょうど友達とメシ食ってた」
「戻りなさいよ」
「いーの、莉音の方が大事」
「もう大丈夫だから…」
「前も言ったよね?莉音は1人で頑張れちゃうんだろうけど、頼ってよって」
「うん…」
「仕事のことは俺が代わってあげられないけど、愚痴くらいなら聞けるし」
「…」
黙ってると彼の腕に少しだけ力が入った。
「ハグだっていくらでもするし」
「するし?」
「……エロいこともしてあげる」
彼が耳元でボソっと言った。
「サイテー!!」
私が彼の腕を解いてそう言うと彼は笑った。
「元気な莉音のほうがいいよ!周りの言うことなんて気にするな。莉音は莉音でしょ?」
急にそんな事を真面目な顔をして言うもんだから調子が狂う。でも、言わなきゃと思った。
「…ありがとう。来てくれなかったらきっと凹んでた」
いつも言わないで後悔するから、素直になってみた。
「どうせ口だけって思ってたんでしょ?」
10分もしないで彼が目の前に現れた。
まさかこんなに早く来るなんて思っていなかったから驚いた。
「…お疲れさま、莉音。頑張ったね」
それだけ言って彼は本当にハグをした。
冷え切った心がちょっとずつあったかくなる。
「誰かに見られたらどうするの?」
「莉音はいつもそればっか。別に誰に見られたって構わないんだけど」
「なんでここにいるって分かったのよ」
「そこのパチ屋の音」
「何してたの、なんでこんなに早く来るの?」
「ちょうど友達とメシ食ってた」
「戻りなさいよ」
「いーの、莉音の方が大事」
「もう大丈夫だから…」
「前も言ったよね?莉音は1人で頑張れちゃうんだろうけど、頼ってよって」
「うん…」
「仕事のことは俺が代わってあげられないけど、愚痴くらいなら聞けるし」
「…」
黙ってると彼の腕に少しだけ力が入った。
「ハグだっていくらでもするし」
「するし?」
「……エロいこともしてあげる」
彼が耳元でボソっと言った。
「サイテー!!」
私が彼の腕を解いてそう言うと彼は笑った。
「元気な莉音のほうがいいよ!周りの言うことなんて気にするな。莉音は莉音でしょ?」
急にそんな事を真面目な顔をして言うもんだから調子が狂う。でも、言わなきゃと思った。
「…ありがとう。来てくれなかったらきっと凹んでた」
いつも言わないで後悔するから、素直になってみた。