仮氏
大阪かーーー。
別にこの地に執着しているわけではない。
何か特別な理由があってここにいるわけでもない。
だから何も断る理由などない。





あるのは、心残り。





大阪に行くと決めてしまったら、もう突然の今から行く、が通用しない。
私の心の中に、彼の笑った顔がずっと住んでる。
私の身体に、彼が触れた時の熱がずっと残ってる。

でも、そんな自分とバイバイするいいタイミングなのかもしれないと思っている私がいた。

「やっぱり私、恋愛、向いてないんだなぁ、、、」

ぼそっと呟くと、胸がズキンと痛かった。
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