仮氏
唇を離すと、また視線が合う。
「ごめんね、私じゃ嫌?」
だんだん頭が冷静になっていく。
嫌なら、もうやめよう、そう思った。
「…ごめん。我慢できない」
いつも余裕がある彼の表情に、いつもの余裕が見えなかった。
彼が、ゆっくり私を押し倒す。
見上げた彼は、Tシャツを脱いだ。
初めて見る彼の裸は思っていたよりも男らしくて不覚にもドキッとしてしまった。
ブラウスのボタンを外され、私の身体が少しずつ彼に晒される。
「莉音は、俺でいいの?」
いつもの彼と違う、色っぽい声。耳元で囁かれるとゾクゾクする。
「うん、いい…」
強引な彼は、それとは逆に私を壊れ物に触るかのように優しく優しく触れた。
どうせだったらめちゃくちゃにしてくれた方が良かったのに、こんな都合のいい相手なんか。
そう思う私の気持ちと真逆の彼の優しさになぜだか涙が溢れた。
「ごめんね、痛かった?」
終わってから、私を気遣う彼。
「…違うよ」
「ん」
私の頭を優しく撫でる彼。
また、私は泣いた。
「ごめんね、私じゃ嫌?」
だんだん頭が冷静になっていく。
嫌なら、もうやめよう、そう思った。
「…ごめん。我慢できない」
いつも余裕がある彼の表情に、いつもの余裕が見えなかった。
彼が、ゆっくり私を押し倒す。
見上げた彼は、Tシャツを脱いだ。
初めて見る彼の裸は思っていたよりも男らしくて不覚にもドキッとしてしまった。
ブラウスのボタンを外され、私の身体が少しずつ彼に晒される。
「莉音は、俺でいいの?」
いつもの彼と違う、色っぽい声。耳元で囁かれるとゾクゾクする。
「うん、いい…」
強引な彼は、それとは逆に私を壊れ物に触るかのように優しく優しく触れた。
どうせだったらめちゃくちゃにしてくれた方が良かったのに、こんな都合のいい相手なんか。
そう思う私の気持ちと真逆の彼の優しさになぜだか涙が溢れた。
「ごめんね、痛かった?」
終わってから、私を気遣う彼。
「…違うよ」
「ん」
私の頭を優しく撫でる彼。
また、私は泣いた。