仮氏
きっと明日は軽く筋肉痛になるだろうなぁ…。

まだふわふわしてる頭の中でそう思った。
彼はさっきと変わらず私を腕枕した。

「なんで腕枕なんかしてくれるの?」

「莉音は嫌?」

「そういうわけじゃないけど…」

答えはくれなかったけど、代わりに私のおでこにキスをした。
肝心なところはそうやっていつも言わない。


しばらくして、彼は起き上がった。

「本当はこのままいたいけど、明日も仕事だもんな。休み前にすればよかった。」

「そう?」

「そう。そしたら時間なんて気にしなくていいでしょ?」

「そうかな…」

「汗かいたし、風呂入ってくる!莉音も一緒に入る?」

にやりと彼は笑う。

「恥ずかしいから嫌」

「言うと思った!」

彼はそう言いながらバスルームに向かって行った。
彼がいたところにゴロンと重なった。
ベッドサイドにあったアロマミストを強くして、私は目を閉じた。
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