【完】最初は、それだけだったのに。
な、何か話さねば…!
あっ、その手があった!
「あ、あのさ、青山くんは休み時間いつも何を見ているの?」
顔を見ずに作業をしながら話しかけると少しだけ視界に入っていた彼の手が止まった。
あっ、もしかしていきなり何だコイツって思われた…?!
「えっと、いや、よく女の子たちが話しかけててもずっと外見てるから、そんなに面白いものが外にあるのかなーって思って…!」
弁解しようとどんどん視線を上げていき、彼の顔を見ると拍子抜けた顔をしていた。
び、びっくりされてる…!
何か言わなきゃ!
「ず、ずっと青山くんを見てて不思議に思ってて…!あっ、いや、ずっとっていうか…ずっとですけど!」
自分の発言に顔が真っ赤になっていくのが分かる。
あぁ、もう自分が何を言いたいのか分からなくなってきた…。
ふと彼の顔をみると耳と頬を赤らめてこっちを見ていた。
えっ…?!なんで赤いの…?
もしかして私の話が気持ち悪すぎて体調崩した…?!