不器用な彼が隠した2文字






「加賀 晴希(かが はるき)です。

よろしくお願いします」






高い身長に、茶色の短髪。


整った顔立ちに爽やかな笑顔。





「加賀はそこ、一番後ろの席な」




担任の先生に指示された、後ろの席に向かう彼。




「格好いいじゃん…!」
「やばい、タイプかも」




小声で騒ぐ女子たち。

そして、彼が私の隣を通り過ぎた瞬間。






< 127 / 341 >

この作品をシェア

pagetop