不器用な彼が隠した2文字




「…って、もうすぐだ!」





花形のブロック対抗選抜リレー。


もう、プログラムの最後の種目が始まる時間になっていた。


慌ててバタバタと階段を降り、グラウンドに出る。





「あっ、有紗ー!
もう、何サボってんのよ〜」

「加賀くんとの話聞きたかったのにぃ」

「次、リレー加賀くん出るよ!」





予想通り、みんなが騒ぎ出す。



「ごめん、ちょっと待って!」



みんなの間をかき分けて、リレーの応援席に来た。




もう既に始まっていたリレーは、赤組がバトンミスをしたせいで最下位。


そして私と春希の青組はトップを走っている。




< 240 / 341 >

この作品をシェア

pagetop