不器用な彼が隠した2文字
球技大会の練習と言っても、緩いもので。
私たちのクラスは、ドッヂボールを始めた。
キャーキャー言いながらボールから逃げるのは楽しいんだけど、寝不足にはちょっと辛い…かも…。
「わ、有紗危ない!」
友達のそんな声に、気付いた時にはボールは目の前に。
ーーードカッ
そんな音とともに、私の顔面にヒットしたボール。
「い、たぁ…」
ジンジンする顔と、くらくらする身体。
ふらりとして、座り込んだら起き上がれなくなってしまった。
痛い…
ていうか頭クラクラする…