フテキな片想い


変な形で、話の腰を折られてしまって、タイミングを逃しちゃってたけど、ここはきちんと誤解を解いておかないと。


「蛍さんって、真央と同じ高校の先輩、二年生だからつばさんと同じなんだけど、女の子が好きっていうか、初めてバイト先に来た時も、女の子と一緒だったし、蛍さんは女友達みんなにあんな感じで接してると思うの。だから、あんなこと言ってても、将来のカノジョとか、冗談なんで、本気にしないでね」


喋るのって難しい。


上手くまとまってない気がするけれど、とりあえず、言いたかったことは言えたと思う。


ふぅと息を吐いて、ウーロン茶を口に含んだ。


「冗談ねぇ……」


ゆっくりと足を組み返して、つばさんはベンチの背もたれに寄り掛かった。


手にしていたコーヒーのカップを傍らに置くと、腕を組む。


「確かにチャラさ全開で、受け付けない人種かなって最初思ったけど___まぁ、悪い人じゃなさそうだね。美雨を見てる瞳は、本気だなって、私は思ったよ。彼、本当に美雨のこと、好きなんだって」


「つばさんまで、何言うの?あの人、見掛け通りにチャラいんだから」


「まぁ、私の個人的な意見だよ。美雨、ぼぅとしてるところあるから、ああいう風にはきはきしてて、リードしてくれそうな男の子合ってるんじゃないかなって思っただけ」



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