フテキな片想い


「危ないっ!」


投げ掛けられた言葉に、咄嗟に反応出来なかった。


ゴンッ


音と共に、頭頂部に衝撃が走った。




目覚めると、真っ白な天井が見えた。


「あっ、美雨?先生、美雨が目覚めましたっ!」


心配そうに私を覗き込んでいた芽衣子と目が合うなり、振り返って先生を呼ぶ。


ゆっくりと起き上ると、ここが保健室で、ベッドに寝ていたのだと解った。


「大丈夫?」


「はい」


問いかけに答えて、芽衣子の声じゃない、誰?と振り返った。


「えっと、あの……」


ベッドの脇に置かれたパイプ椅子に座るボーイッシュなその女の子を、私は知っている。


「児玉のお姉さんだよね?確か、名前は……」


「美雨です。幡谷先輩」


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