閉じたまぶたの裏側で
コンビニで應汰にプリンを買ってもらって、公園のベンチに座って食べた。

應汰は缶コーヒーを飲みながら、プリンを食べる私を眺めている。

「美味いか?」

「美味しいよ。」

「俺にも食わせろ。」

「ん、食べる?」


スプーンでプリンをすくおうとすると、應汰が突然私の頭を引き寄せて、唇を重ねた。

應汰の舌が味わうようにゆっくりと私の舌を絡め取った。

優しく唇を舌でなぞられ、体の奥が疼く。

「…甘いな。」

應汰は私の手から取り上げたプリンをベンチの上に置いて、私をギュッと抱きしめた。

久しぶりに感じた應汰の胸の温かさに泣きそうになる。

「早くあんなやつ忘れちまえ。あんなやつとっとと忘れて、俺を好きになれ。」

わかってないな。

應汰が離れて行って、どれだけ私が落ち込んだか知らないでしょ。

勲の事をまだ完全に忘れられないのに、應汰にすべてを奪われてしまいたいなんて、そんなの勝手すぎるかな。

「芙佳…今日は帰るなよ。」

「え…。」

迷う隙を与えないとでも言うように、應汰はまた私の唇を塞ぎ、トロトロにとろけてしまいそうなほど甘いキスをした。

おかしくなりそう…。


長いキスの後、應汰は私を強く抱きしめた。

「今度こそ…ちゃんと俺に抱かれて、俺を感じろ。どんだけ俺が芙佳を好きか教えてやる。」

私の耳に唇を寄せて切なげな声で囁いた。


「俺は欲しいものは欲しいって言う。俺が欲しいのは芙佳だけだ。」









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