鬼の双子と新選組

「…そうだな、とりあえず自己紹介するか」

すいません、知ってるんです。
怪しまれるから、言わない方が良いよね。

「じゃあ、僕からですね!僕は沖田総司です、よろしくお願いします」

にこっと笑って沖田さんは自己紹介をする。

「……斎藤一だ、よろしく頼む」

あ、なんかこの人とは気が合いそう。

「私は井上源三郎だよ、よろしくね」

この人はこの中で一番年長かな?

「俺は藤堂平助!よろしくな!!」
「俺は永倉新八だ!よろしくな!!」
「俺は原田左之助だ、よろしくな二人共」

多分この人達は馬鹿だな……三馬鹿だね。

「私は副長の山南敬助です、よろしくお願いします」

この人は読めない人だな……

「同じく副長の土方歳三だ」

……この人は警戒しなきゃ。

「最後に局長の近藤勇だ、よろしくな」

この男は、偉大な力を持つ人だな……

「俺は双子の兄の七瀬火雨と申します」
「同じく双子の弟の七瀬時雨と申します」

礼をする時も同時にやる。

「一卵性の双子か?」
「……まぁ、そうですね」

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