双姫 Ⅱ
類side
[キスしそうな距離まで近付こう!]
そう要求された途端、
朱音が分かり易い位慌て出した。
だからわざと、
「次は「キス」だって。」
キスの部分を強調して顔を近付けた。
『キスじゃなくてフリ!フリだから!!』
必死に訴える姿を見て愛しさが込み上げる。
「分かってるって(笑)」
その言葉とは裏腹に朱音の頬に触れた。
悪いけどフリで済ます程
俺はそんなに優しくないよ?
類sideEND