双姫 Ⅱ


徠斗side


「相手の事を考えるか…。」


今迄、ソロで活躍して来たから
その癖が出てしまった。

思い出せば困った顔してた…。

あの撮影を見て、良く分かった。
俺って協調性が欠けてんだな。


自販機でジュースを買い、
これからどうするか考えていたら

目の前を猛スピードで何かが走り去って行った。


「な、なんだ!?」


慌てて見ると黒ずくめが何かを担いでる。
見ると担がれていたのはあの女だった。


「おい!ソイツを離せ!!」


追い掛けたが尋常じゃない位に足が早い。

建物を利用され、撒かれてしまった。


「アイツらに言わねぇと!」


女と一緒に居た五人組が居る部屋へ向かった。


徠斗sideEND


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