双姫 Ⅱ


『存在が濃いね…。』


「気合い入ってんなぁ〜(笑)」


「そこ!喋らない!!」


怒られちゃったよ。


「貴女、神崎さんよね。」


『…そうですけど?』


「私の授業を一度も出なかったわね?」


えー…?そんな事ですかね。


『…すみません。』


「罰としてこの問題を解きなさい。」


黒板に長ーい英文を書いていく。


「あのババア…。」


『き、聞こえちゃうって…。』


前に座る類の頭を突っつく。


それにしても長い英文を書くなぁ…。


「この英文を全部和訳しなさい!」


頬杖ついて英文に目を通した。


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