人間は何よりも狂気なり
1章 いらない子
「兄ちゃん、ここにこれ置くのでいいんだっけ?」
僕は朝から一心不乱に集めたまきを背負いながら兄に問いかけた。
「んー?いいんじゃね?それよか、父さんが呼んでたぞ?お前、行かなくていいの?」
兄のエドリックはふいっと振り返りつつ答えた。
僕は兄の言葉で思い出した。
あ、そうだった。父に呼ばれていたのか、、、、すっかり忘れていた。最近、物忘れがひどいようなきがする、、、、いや、そんなことないか。
「そうだったよ、忘れてた。兄ちゃん、あとよろしくねー。」
「了解。」
僕は背負っていたまきをどんっと地面に下ろし、その場を後にした。
何を言われるんだろう?なにかしたかな?うーん、、、、、思い当たる節はないなぁ?
そんなことを考えながら、父のいるであろう父の部屋に向かう。
向かう途中にところどころいつもは見ないようなおかしな点があることに気づいた。
?こんなところに斧なんてあったかな?こんなところに包丁なんて置いてたっけ?
いつもは見ないような所に色々なものが置かれていた。
?なぜだろう?まあ、気にすることはないか、、、、
色々と頭を巡らせていると気づけば父の部屋の扉の前に来ていた。
えっと、、、あ、ノックしなきゃ。
いつも、兄たちの部屋とかに入る時にはノックなどしないので、つい忘れがちになってしまうが父だけは例外だ。
ノックしないとバカみたいに怒るんだよなぁ。気づいて良かった。また怒られるとこだった。
僕は扉に軽く手を伸ばしノックした。
コン、コン
軽く2回、これは絶対だ。
「父さん?来たよ?入ってもいい?」
「いいぞ。入れ」
父さんの野太い声が聞こえてきたので僕はドアノブを握り、がチャリと扉を開けた。
「どうしたの?僕に何のよう?」
「まあ、座れ。」
僕は父に言われるがままにソファに軽く腰掛けた。
やっぱり、父さんの部屋は異常だ、、、、、来る度にそう思う。見渡す限り不気味な人形だらけ。目から血を流してるような人形もいれば、腕がないもの、足がないものだってある。
頭がいかれているとしか思えないが、兄さんたちは皆父のことを尊敬している。なぜだろう?どうしてだ?そういえば、考えたこともなかった、、、こんな父を尊敬するなんてどう考えてもおかしい、、、自分
が末っ子だから?
確かに、自分は兄弟たちの中で1番年下だし、、だいぶ歳も離れている、、、、それに、、、、
やっぱり、考えることは予想。自分は悪い方へばかり考えてしまうからな。
ぼーっとしていると、父から話しかけてきた。
「今日呼んだ理由だが、、お前、今日で12歳になるよな?」
?!言われて気づいた、、確かにそうだ、、自分は今日で12歳、、自分の誕生日も忘れるなんて、、、
「う、、うん。確かそうだったね。」
あまりにも、自分が忘れていたことに驚いたのでおどおどと答えてしまう。
「なんだ?その反応、、忘れてたのか?お前は最近そういうの多いなぁ。」
兄さんにも言われたことを言われたので思わずドキッとしてしまう。
「そ、そうだね。自分でも思ってたところだよ」
父を怒らすと面倒くさいので、無理やり笑顔をつくって父に笑いかける。
すると、父は感づいたのようにふんっと鼻息を鳴らし言った。
「まあ、いい。それより、12か、、、大きくなったな。そろそろだなと思ってたんだよ?」
その途端父の表情が笑顔に一転した。さっきまでとはまるで違う、、、なんだろう?なんか、、、、、だめだ!!!ここにいたら!!!!
自分の第六感がそういってる、、、でも、、、体が動かない!!!
僕は父の顔をじっと見ていた。逃げようにも金縛りにあったような感覚で、足が動かない。
父がゆっくりと僕に近づいてきて言った。
「そろそろ、美味しくみんなで食べれると思ってなぁ?」
僕は朝から一心不乱に集めたまきを背負いながら兄に問いかけた。
「んー?いいんじゃね?それよか、父さんが呼んでたぞ?お前、行かなくていいの?」
兄のエドリックはふいっと振り返りつつ答えた。
僕は兄の言葉で思い出した。
あ、そうだった。父に呼ばれていたのか、、、、すっかり忘れていた。最近、物忘れがひどいようなきがする、、、、いや、そんなことないか。
「そうだったよ、忘れてた。兄ちゃん、あとよろしくねー。」
「了解。」
僕は背負っていたまきをどんっと地面に下ろし、その場を後にした。
何を言われるんだろう?なにかしたかな?うーん、、、、、思い当たる節はないなぁ?
そんなことを考えながら、父のいるであろう父の部屋に向かう。
向かう途中にところどころいつもは見ないようなおかしな点があることに気づいた。
?こんなところに斧なんてあったかな?こんなところに包丁なんて置いてたっけ?
いつもは見ないような所に色々なものが置かれていた。
?なぜだろう?まあ、気にすることはないか、、、、
色々と頭を巡らせていると気づけば父の部屋の扉の前に来ていた。
えっと、、、あ、ノックしなきゃ。
いつも、兄たちの部屋とかに入る時にはノックなどしないので、つい忘れがちになってしまうが父だけは例外だ。
ノックしないとバカみたいに怒るんだよなぁ。気づいて良かった。また怒られるとこだった。
僕は扉に軽く手を伸ばしノックした。
コン、コン
軽く2回、これは絶対だ。
「父さん?来たよ?入ってもいい?」
「いいぞ。入れ」
父さんの野太い声が聞こえてきたので僕はドアノブを握り、がチャリと扉を開けた。
「どうしたの?僕に何のよう?」
「まあ、座れ。」
僕は父に言われるがままにソファに軽く腰掛けた。
やっぱり、父さんの部屋は異常だ、、、、、来る度にそう思う。見渡す限り不気味な人形だらけ。目から血を流してるような人形もいれば、腕がないもの、足がないものだってある。
頭がいかれているとしか思えないが、兄さんたちは皆父のことを尊敬している。なぜだろう?どうしてだ?そういえば、考えたこともなかった、、、こんな父を尊敬するなんてどう考えてもおかしい、、、自分
が末っ子だから?
確かに、自分は兄弟たちの中で1番年下だし、、だいぶ歳も離れている、、、、それに、、、、
やっぱり、考えることは予想。自分は悪い方へばかり考えてしまうからな。
ぼーっとしていると、父から話しかけてきた。
「今日呼んだ理由だが、、お前、今日で12歳になるよな?」
?!言われて気づいた、、確かにそうだ、、自分は今日で12歳、、自分の誕生日も忘れるなんて、、、
「う、、うん。確かそうだったね。」
あまりにも、自分が忘れていたことに驚いたのでおどおどと答えてしまう。
「なんだ?その反応、、忘れてたのか?お前は最近そういうの多いなぁ。」
兄さんにも言われたことを言われたので思わずドキッとしてしまう。
「そ、そうだね。自分でも思ってたところだよ」
父を怒らすと面倒くさいので、無理やり笑顔をつくって父に笑いかける。
すると、父は感づいたのようにふんっと鼻息を鳴らし言った。
「まあ、いい。それより、12か、、、大きくなったな。そろそろだなと思ってたんだよ?」
その途端父の表情が笑顔に一転した。さっきまでとはまるで違う、、、なんだろう?なんか、、、、、だめだ!!!ここにいたら!!!!
自分の第六感がそういってる、、、でも、、、体が動かない!!!
僕は父の顔をじっと見ていた。逃げようにも金縛りにあったような感覚で、足が動かない。
父がゆっくりと僕に近づいてきて言った。
「そろそろ、美味しくみんなで食べれると思ってなぁ?」