恋チョイス



その夕方、となり町の交差点のきわで、あたしは一時間、木枯らしにふかれた。


ビルのはざ間にのぞく、マックのMを見つめる。



迷って、やっぱり、
チョイス。

Mに背をむけた。


その晩、いく度となく、寮へ無言電話がかかってきた。


おそらく、コスゲのしわざ。

新規契約したケータイをたずさえて、ヤる気まんまんで、マックで待っていたろうから。



あくる日。

ナカガワに、付き合おう、と正式に告白された。

< 232 / 243 >

この作品をシェア

pagetop