キスの仕方も、知らないくせに



真っ暗になってしまう前には帰すつもりだったのに、空にはもう星が出てる。



俺は怒ってる。
キスの仕方もしらないくせに
煽ってんじゃねぇ。



でも、美味かったな。

いかんいかん。ここは年上の彼氏として
生意気な彼女を叱らなくては。




『葵、キスの仕方もしらないくせに、部屋にあがるとか、いうな。喰うぞ。』





むさぼられるようなキスにこりたのか
葵は大人しくしてる。可愛い。





「......当分は、遠慮しときます。」



そうしてくれ。そうじゃないと、本当に襲ってしまいそうなんだよ。傷つけたくないんだ。大事にしたいんだ。




『キスの仕方、覚えたらいれてやる。』




エラソーにごめん。俺の理性がもたないんだよ。




可愛い可愛い葵が照れたようにハニカミながら




「奏が教えてくれるなら、頑張る。」




とか言うから。





ほら、またキスしたくなったじゃないか、
キスの仕方もしらないくせに、
あおってんじゃ、ねぇ。




< 11 / 11 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:6

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

お隣さんlover

総文字数/23,682

恋愛(純愛)68ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
お隣さんlover 白石うらら(27) 職業 医者 × 宮脇 新(28) 職業 パイロット 初恋のあなたと 最後の恋をもう一度 働く女はお嫌いですか? 2015.12.28 完結しました 2016.1.2 おまけのお話 更新しました 2016.1.8 おまけのお話2 更新しました
君が好き

総文字数/1,321

恋愛(その他)9ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
妄想会話集 1話完結です 方言等おかしい所があるかもしれませんがご了承ください
悪い子

総文字数/433

恋愛(純愛)1ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
悪い子 きっと、私は、悪い子。

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop