さくらの檻の中で。(仮)


クラス毎の大きなパネルとか、
クラス毎に
違う衣装を着ている生徒たちとか、


グラウンドが
カラフルで賑やかだ。



無事に、一気に移動したために
生徒たちでごった返した玄関を
抜けた時。



「……あ」


「え…」


「ゆ、悠真……」



いずれ出会うことは
わかってたけど。


「に、似合……わねぇな」


「は?
知ってる。ジロジロ見ないで」



なんなの?
似合ってない、って
そんなの知ってるし

改めて言わなくてもよくない?!


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