恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
翌日の昼前に、都からメールが来た。


『晩ごはんは家で食べられる?』


もちろんだ。即メールを返信した。
返信の早さは、今までで最速だったろう。


晩までかかりそうだった案件を、物凄い早さで終わらせた。

鬼気迫るものがあったと思う。

同行した藤枝室長が、いつもの軽い冗談を、全く言わなかったから。


・・・・・


『都、ただいま』


三日ぶりに抱きしめた都。

いつまでも、俺の心を捕らえて離さない愛しい人。

その瞳に、俺への愛情を感じる。

けれど、時折、何かに怯えているように揺れている。




< 168 / 208 >

この作品をシェア

pagetop