恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
「これに乗るの?」

大きなオートバイを前に固まる。

「うん。天気も良いし、気持ち良いぞ?
ほらっ」

早川君は、私にヘルメットを渡しながら、ニカッと白い歯を見せる。

「…どうやって、被ればいい?」

避難訓練のヘルメットなら、被ったことあるけど…

「もしかして、乗ったことねえの?」

コクンと頷く。

「ヨッシャー!都の初めて…ゲットかぁ」

目がすごく楽しそう。

「ちょ、大きな声で、誤解を招く言い方しないでよっ!」

「何が?俺、変なこと言ってないぜ?」

ニヤリと笑う。

絶対にワザとだ。




< 50 / 208 >

この作品をシェア

pagetop