恋したら裏切りですか?〜甘い香りに誘われてⅢ
「都、出発できる?」
エプロンを外した早川君に急かされる。
黒のVネックTシャツに、ダメージジーンズという格好の早川君は、実年齢よりも確実に若く見える。
「ズルいなぁ…」
バタン…
「何がズルいの?」
げっ…聞かれてた。てか、地獄耳?
「………」
「普通に聞こえるから。都の独り言。
デカいから…で?何がズルいの?」
デカいんだ?私の独り言…
「はいはい。聞こえてましたか。
早川君が、いつまでも若々しくてズルいって言ったの」
エプロンを外した早川君に急かされる。
黒のVネックTシャツに、ダメージジーンズという格好の早川君は、実年齢よりも確実に若く見える。
「ズルいなぁ…」
バタン…
「何がズルいの?」
げっ…聞かれてた。てか、地獄耳?
「………」
「普通に聞こえるから。都の独り言。
デカいから…で?何がズルいの?」
デカいんだ?私の独り言…
「はいはい。聞こえてましたか。
早川君が、いつまでも若々しくてズルいって言ったの」