それが伝え方なのです
ごめん、ゆーみん、さーやん。あとでちゃんとお詫びするから今だけ2人の話ってことにさせてね!!あとで絶対謝るから!
「友達が、ね。その、むっ…む、ねが慎ましやかというか控えめというか……そういうので悩んでたりするんだけど、男の人からしたら、やっぱりそういうのって大きい方がよかったりするのかな…?」
言った!よし聞いた!
ぐっと1人拳を握ってガッツポーズをかまして恐る恐る静くんを見上げてみる。
静くんと言えばその綺麗な目を丸くしてキョトンとしていた。パチパチと瞬きする静くんにわたしは青くなるやら赤くなるやら。
やっぱり変なこと聞いちゃったのかと青くなり、同時に恥ずかしさから赤くなり。
慌てて何か言いつくろうとも頭の中は「うわーっ、きゃーっ、うひゃーっ」と意味不明な奇声がぐるぐると回っていてパクパクと魚のように口を動かすだけで言葉が出てこない。
「あっ、えっ、そのっ」
「(混乱してる…)」
「あのっ、静くんが答えにくいなら、別に聞かないけど……」