StarDust(仮)


【御剣悠里side】



うわ、痛そう…


女子に囲まれている最中、ちらりと見えた先には頭突きを食らわして逆に痛がっているいじめっ子らしき人物。


「あのさ。僕、ちょっとトイレ行きたいんだけど…通してくれない?」


先程まで打っていた携帯をポケットに仕舞い込み、愛想笑いで対処する。


「あ、俺も行く!」


携帯を見ていた苓もそれに便乗する。


すると女子たちは渋々と言った様子で引き下がった。


出る途中、頭突きをした奴を看病するフリをした大和にワザとぶつかる。


「っと、ごめんね。」

「大丈夫。」

「それは良かった。





―――――トイレ来て。」


ボソリと大和に聞こえるか聞こえないかの大きさで呟く。

大和は目で頷き、いじめっ子の方へと戻った。

苓は何故か鞄を持ち、僕に付いて来る。


「ねぇ、苓?なんで鞄?」

「いや、聞く前にジダイジカイしてみてみろよ!」

「…は?」


いや、なにジダイジカイって。
バカ?……ああ、バカだった。


「あ、違う、自問題自回答?」


「――あー、なんとなくわかった。自問自答?」

「そうそう!」


これだけで分かるって結構苓のバカさにも慣れてきたのかも知れないなぁ…


とっても嫌だけど。


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