摩訶不思議目録2
「私は厳しいですよ。」
貴方、いや師匠はにんまりと笑った。
「僕は強いぞ。」
僕も笑うと、師匠は指を三本たてて言った。
「では手始めに誓いをたてていただきましょう。」
「どんな誓いだってまもってやるさ。」
「その一、戦いは護るために行いなさい。」
「人を傷つける物で人を守護するの?」
僕が聞くと、師匠は再び微笑む。
「攻撃は最大の防御でもあるんですよ。
そのニ、争いは起こしてはなりません。」
「すみません...。」
「その三、己を忘れてはいけません。」
師匠はそう言うと、真面目な顔になった。
「それはどういう意味なんだい。」
僕はその言葉をどう受け止めて言いのかが解らなかった。
「意味は自分で見つけだすのも、またいいでしょう。以上の誓いをイタチ君はまもれますか?」


「もちろんさ。」
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