意地悪なキミと恋をします。
次の日の学校で私はそわそわしていた。
いつもにも増して、そわそわしていた。
「なーに、そわそわしてんのよ。昨日のことと関係あんの?」
ぎくっ!!
や、やっぱり愛莉にはカナワナイ。
「そうなんだ。じ、実はね…ゴニョゴニョ」
最後まで話を聞くと、ポーカーフェイスの愛莉がにこーっと笑って、
「やるじゃん!優希先輩!特定の女の子とかなくふらふらしてんのかと思ってたら、そういう感じなのね〜」
「でしょ!?私はふらふらとは思ってないけど、いい人でしょ?」
「うん、見直した!」
やはり、愛莉が笑うだけあって言葉に信用性が増す。
「それじゃ、ややこしくなるね…」
フッとポーカーフェイスに戻るとボソッと何かを言ったけど、私はその顔の変化の方が気になってよく聞き取れなかった。
「ところで、あいつはなんで朝からあんななの?」
愛莉がくいっとアゴで指したのは、海斗の方向。
なぜだか朝から機嫌が悪いのだ。
「さぁ〜、わかんないんだよね」
パシリにも使わない。
一度もこちらを見ない。
おまけにいつものしつこいくらいの招集もない。
「あんたがわかんないんじゃ、誰もわかんないわよ」
「まぁお昼はお弁当あるからたぶん呼ばれるし、その時聞いてみる」