★MyHomeの秘密★♪



「へっ!?」


まさか!と驚いて冬兎を見つめた。


「ねっ?」


可愛い笑顔…
冬兎がいうと、いやらしさを微塵も感じさせない。


「…い、いいいいいいやいいよっ!!!我慢するしッ!それに冬兎潰れちゃうしっ!!」


「そうだぞっ!!骨バッキバキ…」


パカーンッ!と車に置いてあった雑誌で頭を叩いた。



「重くて悪かったわねっ!!」


「いや…別にそういうわけじゃ…」


「じゃあどんなわけよっ!?」



じぃーと睨み合う。
犬と猿…
あたしは犬だっ!!



「………」



「し〜おりっ!」



「ん?……きゃっ!?」


呼ばれて反射的に向いてしまった。忘れていた…。



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