★MyHomeの秘密★♪





「もしも…って、もうそうだろーがっ!笑」


勇紀が馬ー鹿!と豪快に笑い飛ばす。

笑ってくれたことにホッとする。



「確かに僕達は血は繋がってないけど……僕達の仲は、たとえ神様でも壊せないよ」


にっこり笑う冬兎を見た瞬間、重く陰っていた肩の荷が降りた気がした。




恋人でもない。
友達でもない。
本当の家族でもない。


だけどなにより大切な人達。





「うんッ!!」



あたしはあなた達に出会えて本当によかった…。


本当は一生、出会うことはなかったかもしれない。

馬鹿でふざけた父親じゃなきゃ……。


だから…


――――出会わせてくれたことに感謝します。




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