★MyHomeの秘密★♪
「……あんとき、惚れたんだよ…」
「…はい?」
初めて逢った日に惚れた?
それって…じゃあ……
「そんときから、ずっと好きだったんだよ」
あたしの気持ちを読んだかのようなタイミングのいい返し。
嘘…
だってそんな素ぶりは一度だって見たことないし!
初対面であたしなんかした!?
初めて逢った時からってことは……
12年間――…。
そんなに長い間、想っていてくれたんだ…。
少し恥ずかしいけど………単純に嬉しい。
グイッと凌兄に、引き寄せられる。
「だからさ?」
凌兄の瞳が真剣なものに変わる。
「やっと手に入れたんだ…離さねぇよ?」
プロポーズ…みたい。
くすっと笑った。
「うんっ!」
お互いの唇が、重なった。