「嘘ついてんじゃねぇよ!尻軽い女だな…お前は。」



尻軽い……



達也、本気で言ってるの?


あたしが色目つかったって、本気で思ってるの?


あたしは…


あたしはチャラ男に腕捕まれたのが、本当に怖くて……


達也が助けてくれたのが、本当に嬉しくて……



なのにあたしの事
尻軽いなんて思ってるの?


あたしが全部悪いの?


だから殴るの?


健太君は、ナンパされた真奈美を笑ってたよ?


達也は、ナンパされたあたしを殴るの?



分かんないよ…。


達也が分かんない。



「いい加減にしてよ!ひどいよ!」



無意識に叫んでしまった。


はっとした時には、遅かった。


目の前には、今まで見た事もないような形相の達也がいた……。



< 102 / 216 >

この作品をシェア

pagetop