掌
「許して……許してくださ…い…。」
もう自分を守る力もなくて、ただただ、ベッドの上に亀のように縮こまって
許しを懇願した。
「ごめんなさい…ごめんなさい……ごめ…。」
謝る事しかできない。
「…もう……もう殴らないでください……ごめんなさい……。」
いつもなら……いつもなら、最後は優しい達也に戻って、あたしを包み込んでくれる。
いつもの達也に戻ってほしくて
あたしは謝り続ける。
早く達也……戻ってきて……。