掌
帰り道
真奈と並んで帰る日が多くなった。
歩ちゃんは達也と二人で帰るようになったし、学校が休みの日も、達也といる事が多くなって
真奈と俺だけの時間が増えたんだ。
俺は幸せだった。
達也も、昔を思い出した時の影をださなくなって、幸せそうだった。
歩ちゃんも、達也と喋ってる時は笑顔で輝いていた。
でも
真奈だけは違った。
俺といても、いつも歩ちゃんと達也の話しをして、心配そうにしてたんだ。
俺と二人でいる事に、特別何かを感じているわけじゃないみたいだった。
真奈も
俺といて幸せ……って言ってくれよ。
思ってくれよ。
俺、寂しいじゃん。
