やればできるじゃん ~貴方に褒めほしくて~
蒼海side
高校に入学してから一週間経った。
中学からつるんでた海崎 優海は
私、甘崎 蒼海 とずっと仲良くしてくれる。

高校も無事入学出来たというのに
なんで優海は机に顔を押し付けてるの?
アイツ大丈夫か....?

「おい優海?先生くるぞ!」

「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙英語いやあああああああ」

そう。優海は英語が超絶苦手だ。
英語以外なら普通より上だ。
5段階評価の成績表だって英語以外は
4や5だ。なのに....。何故か英語だけ
2や3だ....なんでだ。どうしてそうなる。

私もそれほど得意ではないが、
2は無い。流石にない。悪くて3だ。

「蒼海さん?先生きたら起こして?」

「わかったよ優海さん。」

英語の時は毎回これだ
私たちは中学校3年間すべて同じクラス
だった。そのせいは優海が私に起こしてもらうのは日常茶飯事の事だった。

「はじめまして。英語担当の根岸 幸太です」

へー。イケメンではないな。
残念って訳でもないけど....20代前半か

「えっと....じゃあプリント配るから後ろに
回してくれるかな?」

うわぁ...中3問題だ。優海大丈夫か??

あっ....目が逝ってる.....
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