はい 死神さんです 2
2話目~仕事開始?~
がやがや

シグメ「・・・。」

メルト「どうかした? シグメ君」

シグメ「いや、昨日より人の数が減ってる気がして・・・。」

リコル「そりゃそうだよ。昨日はほとんどが役員だったから。」

モモ 「死神と言う職業自体がとても珍しいんですよ。」


役員 「死神管理人の人は第2ホールに移動してください。」

リコル「管理人も説明あるの?」

モモ 「当たり前じゃないですか・・・。」

リコル「ごめんごめん、死神の管理人初めてだから。」

モモ 「では、私達は行きますね。」

メルト「いってらっしゃい。」

コウ 「あれ、シグメ君?」

シグメ「あっ、コウさん。」

昨日はあまり見ていなかったけど、よくよく見てみると リコルと結構似ていた。

黒髪・目の形・特に似ているのが雰囲気だ。

コウ 「シグメ君どうかした?」

シグメ「ハッ すみません。何でもないです。」

コウ 「そう。あ、君はメルト君だね。」

メルト「え、あ はい。」

コウ 「メルト君とシグメ君はペアだから、仲良くしててね。」

コウは仕事があるっと言って去った。

メルト「ペアってどういう意味だろう。」


パタパタ

?? 「あ、君達死神?!」

メルト「はい。死神ですけど・・・。」

?? 「説明会始まるからっ、ホールに移動して下さい。」

シグメ「えっ もうそんな時間ですか?! メルト君行こっ。」



シグメ「え・・・。」

ホールに行くと、そこには誰もいない空間があった。

メルト「うーんっと、つまり 俺達2人が、新人の死神ってわけだな。」

シグメ「は?」

メルト「モモが言ってただろ?死神と言う職業自体がとても珍しいって。」

シグメ「え、え でも これから 2人だけで魂回収するの!?」

コウ 「そんな事ないよ~。」

シグメ「コウさん~。」

コウ 「ハハハ、泣かなくてもいいからね。新人が少ないけど、ベテランの死神がいるから 大丈夫だよ。」

メルト「コウさんもベテランの死神ですよね。ベテランの死神って何人いるんですか?」

コウ 「うーん、ぼくを合わせて、8人。君たちと合わせて 10人だ。」

?? 「コウさぁ~ん!ノート忘れてますー!」

コウ 「あ、 ごめーん☆テティ。」

シグメ「あ、貴方は。」

テティ「初めまして、テティです。コウさんの管理人をさせていただいてます。」

テティと名乗った女性はくまの黒いフードをかぶっていた。

コウ 「はい。2人の死亡者リストノート。」

死亡者リストノートは真っ黒のノートだ。中は真っ白で何も書いていない。

コウはポケットから、懐中時計を取り出し 時間を確認しながら

コウ 「死亡者リスト発行開始。」

メルト「うわ。」

シグメ「文字が浮かび上がってる。」

死亡者リストノートに1人の名前が浮かび上がっていた。

シグメのノートには【岡 雫】おか しずく

メルトのノートには【長田 莉奈】 ながた りな

コウ 「彼女達の魂をこれから君たちに回収してきて欲しい。」
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