あの夏の日 #6
「あら、莉咲ちゃん!」
「せいちゃんが、せいちゃんが…」

私は、反射的に涙がこぼれていた。
せいちゃんは、いつも自分の事は後回しで、人の事を優先する。

「お名前、教えて貰える?」
「み、水戸ぉっ、星花っ。」

…。
「星花さんの事は、安心して。」
「…。」


「速く、教室にいってみな!」
「うっ…はい。」

ガラン。

「失礼しました。」
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