あの夏の日 #6
後ろには、せいちゃんがいた。
私より、背が低く、背伸びして口元を押さえてくれていた。

「せいちゃん、ありがとぉ!」
叫ばずにすんだ。

私が抱きつこうとした時、
ギュッ…
せいちゃんから抱きついて来た。

んっ?
抱きついてるわりには、私に頼り過ぎだ。

「せいちゃん?」
呼んでも返事がない。

ヤバイ!
また、人の事をおんぶするなんて…

ガラン。
「先生!せいちゃんが…!」

さっきの事なんて、忘れていた。
< 24 / 67 >

この作品をシェア

pagetop