素直になれない7センチ
「坂田さん! おつかれさまです」
品質管理にいる坂田さんは一つ年上の先輩。年齢が近いし、話も合うから時々ご飯に行く中だ。
「冬メニューのアレルギーの一覧って共通フォルダに保存してある?」
「あ、すみません! まだ入れてないです。最終チェックしてから16時までに保存します」
えーっと、そうだ。アレルギーの一覧と、サンプル取り寄せ依頼もかけないと。あとは、明日のプレゼンの準備と……。
案外今日ってやることある。
恋愛事に気をとられている場合じゃなかった。仕事しっかりしないと。
「急かしてごめんね〜。お願いします。そうだ!またそろそろみんなでご飯行こうよ!」
「はい! 是非!」
「じゃ、みんなに声かけてみる。また連絡するね!」
「ありがとうございます! おつかれさまです」
電話を終えて、仕事モードへ切り替えるように髪の毛を後ろできつめに結ぶ。
まずはアレルギーの一覧の最終チェック終わらせないと。