俺を溺れさせて
後は・・・琢也が辞令見てなんと言うか

この事まだ内緒なんだ

匠馬さんの店に卸す食材の為
国内ならともかく海外にバイヤーで帰国子女の上田君といかなきゃあいけないんだ。

そもそも、この提案した人がいけばいいのに、私また食べ物でつられてしまった。






「社長今年最初の辞令交付です」


「ん?・・・・桜井 麻衣?麻衣だと?なんでだ?」

「社長・・・」

なんでだ?俺に内緒か?
あぁそれでか?
初詣の事は・・・・

「桜井を呼べ」


「今日は出張に行ってます」

「呼び戻せ、直ちに」




あぁ社長、出産を待つ男みたいにうろうろ・・・・

ドアがノックされ

「琢也、何か用?」

何か?何かじゃない、これはどういう事か?

「だって社長が匠馬さんの店を海外の食材をって企画したんでしょ?社長職があるからって・・・忘れたの?」

「言ったが何も麻衣が行く事ないだろ?」

「まあね、でもこれも使命だから、行かないと、匠馬さんが困る」


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