生きる。
「あれ、由茉…
今日一輝さんたちと一緒じゃなかった?」
困ったように聞いたのは爽だった。
「え…あ、うん。
でも行きたいんでしょ?
って言って連れてきてくれた。」
「……一輝さんって先代の?」
そう聞いてきたのは
湊の隣に座った女の人だった。
「あぁ。この子は妹なんだ。」
湊がそう説明をした。
姫だとは言ってくれないんだね。
「へぇ…でも妹だからって
ここに自由に出入りしていいわけ?」
私を睨みながら彼女はいった。
……怖かった。
何が怖いのかわからなかったけど
この場にいてはいけない
そんな気がしたんだ。
「いや、この子は「そうですよね!
失礼しました!」
哉斗がなにか言おうとしたけど
私はそれを遮って部屋を出た。
すぐに一輝に電話をした。