生きる。



「あれ、由茉…

今日一輝さんたちと一緒じゃなかった?」


困ったように聞いたのは爽だった。


「え…あ、うん。

でも行きたいんでしょ?

って言って連れてきてくれた。」


「……一輝さんって先代の?」


そう聞いてきたのは

湊の隣に座った女の人だった。


「あぁ。この子は妹なんだ。」


湊がそう説明をした。

姫だとは言ってくれないんだね。


「へぇ…でも妹だからって

ここに自由に出入りしていいわけ?」


私を睨みながら彼女はいった。


……怖かった。


何が怖いのかわからなかったけど

この場にいてはいけない

そんな気がしたんだ。


「いや、この子は「そうですよね!

失礼しました!」


哉斗がなにか言おうとしたけど

私はそれを遮って部屋を出た。



すぐに一輝に電話をした。



< 366 / 514 >

この作品をシェア

pagetop