生きる。
私たちはしばらくして帰路についた。
私は湊に送ってもらい、
莉桜は1回帰ってから来るとのこと。
私がすでにいた晴輝と夕飯の支度をしていると莉桜が来た。
「秀も食べてけば?」
莉桜を送ってきた秀がまだいたから聞いてみた。
「晴輝さんと一輝さんの前でご飯を食べるなんて
俺なんかじゃだめなんで遠慮しときます。」
そういって秀は帰っていった。
「…一輝さん、晴輝さんって?」
「私の兄たち。前に如月の総長してたの。
だから秀は遠慮してるんだと思う。」
「えー!あたしそんな人たちと食べるの?
いいの?あたしなんかが…」
「全然大丈夫だよ。
それに秀の彼女としてじゃなくて
私の友達として来てるんだし。」
「う、うん…お邪魔します。」
「どーぞ。」
私は莉桜をリビングに通し、お茶を出してから
また晴輝とご飯を作った。
そこへ一輝が帰ってきた。
「ただいま。
あ、今日言ってた友達?いらっしゃい。
くつろいでってね。」
一輝が笑顔でそう言うと莉桜は緊張して
「お邪魔してます!」と言った。
「莉桜~、一輝にそんな気つかわなくていいよ。
秀っているでしょ?如月に。」
「あぁ、あの頭切れる秀ね。」
「莉桜は秀の彼女なの。
桜ヶ丘で初めて出来た私の女友達!」
「へー秀の。」
そう言って晴輝は莉桜の顔を見た。
「あいつもなかなかやるな。」
とポツリと言った。
「秀も食べてけばよかったのに。
由茉誘わなかったの?」
と一輝がいった。
「誘ったんだけど一輝と晴輝がいるからって
遠慮して帰ってった。」
「えー俺らそんな怖いか?」
「少なくとも晴輝は怖いかもね。
一輝は見た目怖くない。社会人って感じ。
でも下からしたら怖いんじゃないの。
誰だったかな、今の幹部だって
晴輝よりも一輝の方が怖いって言ってたし。」
「一輝は怒ると怖いな。
オーラが半端ない。
いまだに総長の頃のオーラが消えてないのも
また恐ろしいよな。」
と笑いながら晴輝が言った。