明日へのヒカリ
ジリリリリリ‥‥‥
いつも通りの時間に、いつも通りの音が鳴る。
私はそれを、いつも通りに止めて、制服に袖を通す。
いつも通りにパンを口に詰め込みつつ、そのまま靴を履く。
しかし、私のいつも通りは、玄関のドアを開けるところで終了したのだった‥‥‥。
「ゆ、優太?」
そう。
いつもは誰もいない私の家の玄関前。
今日はそこに、優太が立っていたのだった。
「な、なんで‥‥‥」
私が、驚いて言葉を詰まらせていると、優太が私の目を見て言った。
「由希に、話さなきゃと思って」
「‥‥‥何‥を?」
私がそう聞くと、優太は言った。
「楓花のことで‥‥‥」