明日へのヒカリ


「私は、優太が生まれてきてくれたことが、とても嬉しかった。優美と私の間に残された、最後の宝だ、というのもあるのだろう。誕生日を祝うのも、初めから祝っていなかったわけではない。祝わなくなったのは、3歳の頃からだ」


聖さんは、少し遠い目をしながら、とても切なそうにそう言った。


「優太が生まれた、12月25日。3歳になる優太は、だいぶ言葉を喋るようになっていて、とても可愛かった」


そう言った聖さんは、その頃を思い出しているのか、軽く目を細めていた。

私も、優太の小さい頃を目に浮かべ、心を和ませていた。

聖さんは、再び喋り出した。


「その日、私は早めに仕事を終えて、優太のプレゼントを持って家に帰った……」


◇◆◇


家では、美涼が、たくさんの食事を用意してくれているだろう。

そんな事を思いながら、とても軽く、足が前に進んでいた。


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