明日へのヒカリ


「ん?」

「いやいや、ん? じゃないでしょ?
何をそんなのんきに呟いてるわけ?」


美咲はこれでもかというほど大きなため息をついた。


「この班で使えるの、由希だけなんだからね?
ちゃんと働いてもらわなくちゃ困るのよ?」


‥‥‥さりげなく、他の二人使えないって言ってない?


「おいおい、みさちゃん?
キミ、俺らのこと使えないっつったな?」

「え、あー、間違えたね。
使えないの、佐伯、あんただけだったわ」

「俺の扱い酷くねぇか!?」


そんなくだらない、言い合いをしている二人を見ながら思う事。


「‥‥‥優太、お腹すいたの?」


二人が言い合いをしている間、出来上がったカレーの入っている鍋を、穴があきそうなほど、

じぃぃぃいいいぃぃいいいい‥‥‥。


「え、あ‥‥あはは‥‥‥」


優太は、私を見ながら苦笑いをした。

そんな私達を見て、美咲が言った。


「じゃあもう出来たしー、食べよっか!」


あ、優太の目がキラキラしてる。

‥‥‥お腹、空いてたんだね。


< 55 / 307 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop