ねぇ先輩、話しかけてもいいですか?



バスが停まるとみんなが降りる準備をする

私は先輩より早く出たくて急いでいたのに





そんな私よりも早く先輩は

バスから降りてしまった









目が合うどころか

私の存在にさえ気づいてくれないなんて

そりゃそうか

私はすぐに先輩を見つけられるけれど


先輩は別に私のことなんか




忘れているのだろうか




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